シューマン:色とりどりの小品(タレガ編曲)

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  •  曲目

    R.シューマン:『色とりどりの小品』Op.99より「3つの小品」第1曲
    (F.タレガ編曲)

     解説

    〈アランブラの想い出〉の作曲者として有名なフランシスコ・タレガ(Francisco Tarrega 1852 - 1909)は数々の作曲作品を残したが、また数多くの編曲も行なった。アルベニスやバッハの編曲は有名だが、あまり知られていない編曲作品も多い。ここではそうしたタレガの編曲作品を紹介していきたい。そこにはギターという楽器の表現力を追求するとともに、ピアノ等にも伍する楽器としての地位を高めたいというタレガの想いが見て取れるだろう。
     この曲の原曲は、シューマンの〈色とりどりの小品 Bunte Blatter〉Op.99の最初、「3つの小品」のうちの第1曲である。「雑記帳」と訳されることもあるこのOp.99は全14曲が収められているが、特に内容的な関連はなく、未出版だった小品を取りまとめて曲集にしたということのようだ。この編曲はタレガらしい凝った運指が付けられており、流麗に演奏するにはかなりの技巧を要するが、いかにもシューマン的な和声の移り変わりを楽しんでほしい。
     楽譜はベルベン社の「タレガ・ギター作品集第4巻(編曲作品集)」(E.1534B.)を元に、表記上の問題点などは適宜修正を施し、セーハ記号等は現代的な表記に改めた。使用者の便宜のため、「タブ譜無し」「タブ譜付き」それぞれを用意した。好みに合わせて使用していただきたい。

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